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公式ガイドブック 「新版 500万人のキンボールスポーツ」

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キンボールスポーツの魅力が存分に分かる「新版500万人のキンボールスポーツ」。ルールだけでなく、指導方法や練習方法、戦略、研究発表に至るまで分りやすく解説されています。初心者の方だけでなく、熟練の方にも満足頂ける構成になっており、また、キンボールスポーツを知らない方への普及の第一歩として使用することもできます。

発行 / 一般社団法人日本キンボールスポーツ連盟
監修 / 一般社団法人日本キンボールスポーツ連盟理事長高見彰、副理事長前山直、副理事長今泉良正
発行年 / 2013年
仕様 / A5判 本文172ページ(口絵カラー8ページ、モノクロページ164ページ)

| 研究発表


山口大学教育学部附属山口中学校の田中輝久先生がキンボールスポーツを体育の授業の「体つくり運動」の「体ほぐしの運動」の領域で行いました。先生とキンボールスポーツの出会いは3年前で、スポーツとしての可能性を秘めたこのスポーツに魅力を感じ、いつか体育の授業で試したいと思い続け実現しました。
山口中学校が毎年行っている研究大会に併せて授業計画を立て、多くの学校に紹介し、参加した先生方からはキンボールスポーツの可能性について様々な意見が飛び交いました。下記は第52回中学校教育研究発表大会での発表資料の一部抜粋です。普及活動や指導方法に役立てて下さい。


ともに「こころ」と「からだ」をひらく授業の創造
キンボールスポーツ(体ほぐしの運動)

■1時間…リードアップゲーム  
リードアップでは最初思うようにボールを扱えず苦労していたが、1つのボールをみんなで協力して扱う中で、自然に声をかけあったり、励ましあったりと、とても温かい時間が過ぎていった。

■1時間…ルールを理解し、ゲーム内容を把握  
モデルゲームを行い、ルールを確認しながらプレーする。最初は動きが緩慢だったが、次第にコートの中を走り回るようになった。ただ、ボールの扱い方に慣れていないため、一つ一つのプレーに時間がかかった。基本動作は安全面からも練習が必要だと分かった。

■1時間…キンボールバレーで、基本動作を練習  
各コートに1チーム4名、2チームずつ入り、4チームで対戦する。相手コートに返球する場合、オムニキン+レシーブチームの色をコール。ミスや反則があれば他の3チームに得点が入る。時間が経つにつれて失敗も少なくなりラリーが続くようになった。生徒からはゲームに関する意見やアイディアが出るようになり、次回は普通のバレーボールを行うことになった。

■1時間…キンボールバレーが変わった  
各コート1チーム5名、2チームの対戦で、4人でボールを支え、1人がヒットする方法で行った。返球回数は5回以内で行い、ミスしたチームがヒットを行う。ボールが大きく、滞空時間が長いためラリーが続くが、次第に人が少ない場所や遠くへ返球し、ミスを誘うような攻撃が見られるようになった。前回よりも盛り上がり、またやりたいという声があがった。

■2時間…キンボールスポーツで、集団で運動する楽しさを味わう  
最初はゲーム展開が遅く、レシーブ側が守備位置に戻ってしまっているため、なかなか得点が入らなかったが、次第に要領を得て、すばやく空いているスペースにヒットできるようになり、得点していった。しかし、ゲーム展開が速くなるとコールミスやヒット時に全員がボールに触れていないなどの反則も増えていった。こうして笑いあり、スーパープレーありとコートの中は楽しい雰囲気に包まれた。また、普段は見られない友達の姿に驚いたり、感動したりと色々な発見があった。



生徒の感想(抜粋)

キンボールスポーツはみんなが楽しめるよいスポーツだと思います。バレーやバスケットは得意な人が2人くらいいれば勝てるけどそんなのは嬉しくありません。キンボールはプレーする全員がボールに触れないといけないので、全員で一生懸命プレーできます。また、キンポールは大きいので1人ではなかなかとることができません。それをチーム全員でとった時友情が深まると思います。オムニキン(みんなが楽しめるスポーツ)はその通りだなぁと思いました。

キンボールスポーツのコツをつかむにつれて、チームとの深まりも一層強まっていきました。チームの誰かがミスをしても「ドンマイ」といつも励ましてくれる人や、チームを引っぱってくれるようなすごいプレーを見せてくれる人がいて、とても楽しかったです。私は体育が嫌いなのに、キンボールをやっている時はすごく自然に楽しめていました。

最初は「自分がとろう、自分が打とう」と考えるばかりだったけど、少しずつ相手のことを考えたり、仲間の良さも分かってきた。そのお蔭で体育の時間だけでなく日頃の生活の中でも「あの人はあんなこともできるんだ」「あの人は目立たないところであんな努力をしてるんだな」という新しい発見をたくさんするようになった。これもキンボールスポーツのお蔭だし、クラスの様子も前より明るくなったような気がする。
研究発表
(写真はイメージ)