男子代表選手:府中暢樹(金城大学NSS)


写真右列手前

今年は自分にとって本当によい年でした。 私は、最初このキンボール国際大会の代表選手に選考されておりませんでした。 しかし、9月に突然代表の話がきました。選考されていた選手が辞退したとのことでした。あまりにも急で、代表になれたということで舞い上がり、すぐに返事をしましたが、のちのち落ち着いて考えると、日本は第1回、第2回大会と男子とも2位 になっているのでした。今回も2位以上の成績でなければ周りは納得しないであろうと思いました。それを考えると、繰り上がりで代表になれた自分が果たして、第3回大会に出ていいものだろうか、成績が悪かった場合に「辞退選手が出ていたら...」 ということを思われたらと不安でした。しかし、これはそう経験できるものではないので、参加させてもらおうと思いました。  

大会が行われるベルギーへは、12時間飛行機に乗らなければなりませんでした。 飛行機の中は、退屈で折り紙を折っていたところ、同乗していた日本人にバラの折り方を教わり、そのおかげで飛行機の中は退屈せずにすみました。  

大会参加のカナダチームの中に去年カナダで出会った選手がおり、カナダの選手も覚えいてくれたのがとても嬉しかったです。大会では、どの国の選手も身長が大きく、最初戸惑いました。1試合目は、自分で も面白いくらい緊張しており思うように動くことができませんでしたが、だんだん と慣れることができました。2試合目は慣れたということもあり、試合を楽しむこともできました。しかし、1,2試合とも2位となり、やはり自分が代表選手になったために...というマイナスな事を考えるようになりました。しかし、他チームの結果決勝に行けることになり、本当に嬉しかったです。決勝では、カナダチームの圧倒的な力に何もすることができませんでした。カナダチームに対して何もできなかったことが、とても悔しかったです。結果は、2位という結果でしたが、内容はそれ以上の差があると実感しました。また、この2位はチームの仲間が取ってくれたもので、何もできなかった自分が悔しかったです。  今度は、2年後にあるみたいで、できればまた参加したいと思っています。今度は繰上りではなく、最初から選考されるように...

長くなりましたが、最後に今回、団長をしていただいた高見先生、副団長の山崎先 生、トレーナー兼通訳(?)の上山さんには本当にお世話になりました。団長や副 団長、上山さんのおかげで大会期間中キンボールだけに集中することができました。そして、日本代表として一緒に戦ったNSS、同じ男子チームの関西国際大学、お 互いに応援したり、練習では試合をした関西国際大学OG、男子コーチの宮部さん、 女子コーチの入江さん、皆には本当にお世話になり、そして楽しかったです。日本 から応援してくれたNSSと石川県キンボール連盟の方々には本当に元気をもらいました。 また、出発までのいろいろな事務手続きや、質問に快く答えてくれた大橋さん、 大会スタッフのベルギーの方々、ベルギーキンボール連盟の方々そして、各国の選手、大会を通して携わってくれた方々、本当にありがとうございました。