■第5回キンボールワールドカップ2009■

女子決勝レポート

10月31日（土）

女子チームは、予選でカナダチームと2回対戦し、厳しい状況のなか、予選を3位、準決勝勝者として決勝戦への切符を掴んだ。

迎えた決勝戦、予選等で怪我した選手も多かったが、メンバー全員で決勝に挑みました。決勝に勝ち上がってきたのは、カナダ、フランスの両チーム。

試合中、日本チームの1名が倒れ、病院へと運ばれるアクシデントに見舞われたが、残ったメンバーでその後のピリオドを戦う。好プレーも続出し、ラリーが続く見応えのある試合。延長戦となったピリオドでは、ラリーでの粘りから、日本は決勝で初の1ピリオドを奪取。

その後、カナダが3ピリオドを先取し、カナダの優勝が決まり、日本、フランスともに1ピリオドずつとっていたため、2チームでの5点先取の延長戦へ。延長戦は1点を争う展開の末、惜しくもフランスに敗れる。

試合後、さらに選手1名が倒れ、同じく病院に運ばれる事態となり、まさに満身創痍の中、今出せる力をすべてを出しきった試合でした。

今回の大会を改めて思い起こしてみると、日本チームはカナダチームより予選、決勝と1ピリオドずつ取ることが出来た。これは今までにはできなかったこと。

カナダチームは大事な場面で的確にポイントを取っていたように感じる。日本としてはラリーは続けることが出来るが、あと1点が遠かった試合であった。そのため、攻撃面が今後の課題であると感じます。

今回、惜しくも3位の銅メダルという結果でしたが、日本チームらしい、守りでの好プレーも多くあり、日本のキンボールの存在感を世界に強く印象づけたと感じています。表彰式では、多くの鳴り止まない拍手が日本チームに贈られていたのが印象的でした。