女子代表選手: 石田 秀代
(スボーキン・マーブルZ、株式会社サンワ・アイ勤務・奈良県)

※日本キンボール連盟より依頼の選手ブログ

 今回、日本代表として初めて世界大会に参加させていただきました。キンボールを始めて5年目を迎え、夢であった日本代表になった時には社会人になっていました。 日本代表に選んで頂いた方々、また、新入社員の身でありながら長期休暇を下さった会社に感謝しています。
   
 世界大会では予選でカナダと2回あたってしまい、想像以上に厳しい状況の中での試合となりました。 女子は社会人が多く、全員がそろって練習もできないまま世界大会となってしまい、不安もたくさんありまりましたが個々に持っている力がチームになると、更に力強いパワーがありました。  

 2試合目では、目標であった単独2位をとる事が出来ず、3試合目は単独1位が最低条件でした。 その日は一日に2試合あり、精神的にもとても厳しい状況。3試合目は想像以上の力が発揮でき、決勝へ進むことが出来たときはうれしい気持ちと安心した気持ちで一杯でした。決勝に進出したからには金メダルをとりたいと強く思いました。  
 
 決勝戦ではカナダに勝てるかもしれないと一瞬思いましたが、気がつけば点数を離されていました。 結果は銀メダルでしたが金メダルを取るには今の日本の練習量や環境ではまだまだ遠いと感じます。 日本代表が金メダルを取るためには自分自身の体調管理やトレーニングが更に必要です。  

 今回は小野トレーナーに女子はとても助けられたと思います。気持ちの切り替えやストレッチ方法等アドバイスを多くもらいました。短い時間でしたが、2試合目から3試合目にかけて気持ちの切り替えができたことが3試合目の勝利にとつながったと思います。  

 また、入江コーチの適切な指示の元で一致団結したのも勝利へつながったと思います。忙しい中、コーチには大阪まで何回もきていただいたことで、練習を有意義に行えたと思います。    

 初めての世界大会で各国の代表メンバーと交流し貴重な体験をさせていただき感謝しています。何より、私がMVPを取ったことが一番の驚きです。 このMVPは私一人の力で得たものではありません。応援してくださった方々や、世界大会に参加できた環境、すべてが私の力となりこのような賞を頂くことが出来ました。  

 日本が世界に通用することが出来るようこれからもキンボールを続けていきます。そして2年後の世界大会に出場し、再びMVPを取れるよう頑張ります。

  ありがとうございました。