■事務局日記Part1■

★10月29日(月)
今回は成田国際空港組(7名)と関西国際空港組(28名)の合計35名の過去最大の日本選手団。前回第3回はちなみに23名だった。一つ心配なことは成田組。なんの因果かこの日に使用航空会社エールフランスがストライキをすることが発覚。果たしてスペインで合流できるのか。

11:30
関空組集合。今回は誰ひとり遅れることなく全員集合できていた。 この時点での心配事は選手団でなく、開催地スペインのお国柄。ラテンのおおらかなお国柄で、出発前に日本選手団の割り当て部屋数、現地空港での出迎え回数、自主練習用の体育館確保の有無等が出発までに何度問い合わせても返事なし。おまけにこの日、「滞在ホテルを間違えていました」のメール連絡が。私は何も調べてなかったが、既に念入りにチェックしている者もいた。日本人的にはやれやれである。

集合後、高見団長より心得等の挨拶。引き続き、大会用ユニフォーム、ウインドブレーカーを各自に配布。その後チェックイン、出国審査。



13:55 
搭乗、空路イタリア・ミラノへ。約12時間30分のフライト。以前に比べると飛行機の中も個人で映画を見たり、ゲームができたりと寝る以外にも時間を費やすことができるようになった。後で聞くと、ある人はゲームに熱中しすぎて爪が割れたらしい。個人的には2本映画を見た。

現地時間18:30(日本時間翌30日2:30)
イタリア・ミラノ到着。現在、日本人は最初のEU加盟国に到着すると入国審査をするとのこと。入国書類の記入もなし。入国審査、税関を通る。今回はここでもだれもなにも問題なし。スムーズに一行は進んだ。ミラノの空港はさすがに有名ブランドの免税店も多く、待ち時間の間にさっそくショッピングを楽しんだ者もいた。私は喫煙者なので、分かりにくかったが頑張って空港の外にでて一服。本気でふらふらする。

21:00 
乗り換えでスペイン・ビルバオへ。2列と1列で40〜50人乗りの小さい飛行機。約2時間のフライト。



22:55 
個人的には寝ていたので、あっという間に到着。スーツケースも全員分問題なく到着。荷物引取場所から移動するとなぜかそこは空港の外であった。あれっと思っているとスペインの出迎えと成田組一行の顔が。一安心。一服してから大型バスで移動開始。他の日本キンボール連盟事務局のメンバーとやりとりをしていたAna(アナ)と話をする。英語はとても上手でコミュニケーションは問題なくできた。彼女も居住地のマドリッドより先週末やってきたとのこと。週末から今日までの数日間は大会準備で大変だったらしい。時間も時間だったので眠そうだった。気持ちは分かる。ジャパンオープンでも準備が大変なのにと思った。なんだかんだでスペインの人も頑張っていて間に合わせ、やるときはやるんだなとこの日は思った。

24:00前(日本時間翌30日7時前)
今回の滞在場所であるホテル・シリミリ到着。ビルバオ市内の旧市街地(オールドタウン)の近く。気持ちが落ち着いてきてあらためて感じたのは、スペインは予想より全然寒くはなかった。大阪より若干寒い程度。

さっそく高見団長と今泉副団長にて部屋割をし、各自部屋へ。最後に団長、副団長と私で1人部屋1つ、2人部屋1つが残る。団長の「喫煙者におもいっきり吸ってもらうか」の一言で団長、副団長を差し置いて1人部屋になる。

ホテルのレベルは日本のビジネスホテルレベル。お湯もちゃんとでるし、きれいだし、大満足。ベルギーのユースとはさすがに比べ物にならない。 持って行ったレンタル携帯電話がメールの送受信、通話の着信はできるのに、送信だけができない。
謎であったが諦めてシャワーを浴びて休むこととした。長い1日ようやく終了。

翌日わかったことだが、団長の同じ携帯はスムーズにできた模様。個人の携帯自体の問題のよう。ただ翌日に2つある国際電話会社を切り替えると問題なく使用できた。今回は割りとマメに日本の事務局と家族に連絡した。電話代が現在多少気にはなる。